1/30冠状病毒（3）

いよいよ国内でも「冠状病毒」肺炎が発生しました。「症状無しの発病」も、医療界では常識的なことで、脅迫的な報道は控えてほしいと思います。

　マスクのニュースが最も派手に報道されます。「予防の切り札」的な報道もあります。中国でも、記者会見で湖北省の省長がマスク無しで登壇し、武漢市の市長は裏表を逆にして登壇し、批判を浴びました。

　国内ニュースでも鼻を露出した人がインタビューを受けていました。鼻梁の両側を曲げて抑えつけた人も少ないようです。

　私はマスク呼吸の場合、吸気の湿度はかなり高くなるので、これが効果を後押ししているんじゃないかと考えています。

　たっぷりの洗剤を使った手洗い動画が放映されます。あの手首を越えた手洗いを「こまめに」実行するのは、大変と思います。私は手洗いの仕上げに「アルコール消毒」を追加すれば、効果的と考えます。

　このアルコール消毒も注意が必要です。一般の方は、「勿体ない」と少量を手で受け、それを目一杯広げて、匂いを嗅いでお終いに人が少なくありません。香水と同じ扱いです。

　これは、最近の術前手洗いをヒントにしました。ちなみに、術前手洗いをインターネットで調べていたら、「滅菌水」ではなく、「水道水」を使う施設もあるそうです。

　色々なデマが飛んでいます。「傑作」は、「消毒はアルコール。じゃ、濃い酒を飲んだら消毒になる」。その内に、「じゃ、消毒用のアルコールを直接飲んだら、もっと効くんじゃないか」と考える輩も出かねません。

　中国国内の様子は、中々放映されませんでしたが、武漢周辺では、自警団的団体が、道路を車ではなく、土石を積み上げたり、道路を掘り下げたりして、通行止めとし、来た人を追い返していました。病院の診察待ち風景も気の毒です。

　冠状病毒から少し外れますが、インターネットで、「一般にトイレの後で手を洗うように言われるが、お尻をぬぐったその手で下着を引き上げ、チャックを閉める。この過程での汚染はないのだろうか」の疑念を呈した書き込みがありました。Reがありましたが、あまり読みませんでした。

　新型「冠状病毒」を調べる検体は何かと調べましたら、最も好ましいのは「下気道粘液」で、「鼻腔等の上気道粘液」は２番目でした。しかし、安易にこれをやると、「超濃厚接触」となりますので、しかるべき施設にお任せした方が無難と思いました。

１月３０日　　　　ひたすら祈るだけ　　T.HoSoDa

 

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