3/10新型コロナウイルス・台湾の対応（２）

１月８日（水）には、台湾は全ての国際線と中国からの船舶について警戒レベルを上げました。１２月３１日から１月８日の間に、武漢から１３便の飛行機で帰国した１，１９３人については、疑い案件数、その症状を明確に国民に伝え、管理体制が整っていることを示しています。

　１月１１日（土）に、SNSサイトに「台湾で感染症例が見つかった」のデマ情報が流れまたが、台湾当局は虚偽であると発表しました。そして、嘘情報や虚偽報告等を流した者は、「社会秩序維持保護法」や「伝染病予防治療法」で罰せられる旨、警告しました。

　１月１４日（火）には、武漢からタイに来た女性が検査陽性で隔離されたことを、衛生福利部は確認し、タイからの入国者や帰国者の特別検疫を検討しましたが、その時は見送ったことも発表しています。

　１月１６日に、武漢から帰国した神奈川県在住の中国人男性が１月１０日に発病し、１６日に陽性と判定されました。これは日本でも報道され、勿論台湾の福利保健部も検討しています。

　この時点で、日本の厚生労働省は「人から人への感染リスクは比較的低い」とコメントし、これがニュースとなりました。台湾の福利衛生部は、「人から人への感染は否定出来ない」として、武漢地区への危険度を「レベル２」の「警戒／alert」に上げています。

　これを筆者は、「証拠がないから対応しない日本、危険性があるから対応する台湾」と酷評しています。

３月１０日　　厚生労働省の発表を信じていた　T.HoSoDa

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