4/6武漢―都市閉鎖６０日（４）

財新記者：日記が注目される一方で、面倒な批判もあったが

　方方：極左分子たちの罵倒と思っている。殆どの極左分子が「参戦」してきたが、それが何になるのか。彼らのレベルは明らかに低いので、違法でなく、捏造でなければ、彼ら自身が楽しんでいればいいと思っている。その中には私を罵る文章を書くのはすべて報酬を得るためである。従って、彼らとやりとりしても無駄である。

 

　財新記者：感染状況を報告するのは、被災者としてか、作家としてか。

　方方：被災者の一人であり、見聞者の一人であり、９００万人の武漢市民のひとりでもある。自分は家から一歩も出なかったが、インターネットで武漢で何が起きているかが分かった。そして同級生、隣人、友人、知人、同業者、そして同僚も同じ被災者で、色々なことを教えてくれた。

 

　財新記者：日記で、湖北省の同業作家に、「（上に）媚びるのも限度がある」と注意喚起をしている。知識人が災難に直面した時、（体制への）賛歌を歌う現象をどう見るか。

　方方：どんな災難事にも、媚びる詩文は少なくない。武漢は本当に惨めな状況だった。私の心の中で怒りが湧きました。私以外にも武漢では多くの人が記録を残している。

　自分の一家は理科系の男ばかりで、政治に関心がなく、大人しく勉強をしている人ばかりだった。自分は媚びてい人は目を覚ました方がよいと思う。一部の人はよくわかっていないようで、いい加減な詩文を出したので、このような言葉を投げかけた。

 

　次回が最終回です。

 

４月６日　　独裁国家の中国では媚びるのも処世術？　　T.HoSoDa

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