5/12民主主義国家　ドイツの迷走

インターネットの「BBC NEWS」（２０２１年３月２４日）からの引用で、元の題は、「ドイツがロックダウン延長、イースター中も制限強化、欧州で感染拡大」です。いささか古い情報ですが、今の大阪府に置き換えてお考え下さい。

　３月２３日、ドイツ政府は「ロックダウンを３週間延長する」と発表した。メルケル首相は、３月２３日地方自治体のリーダーとの会議後、「ドイツは今、非常に深刻な状況にある」として、４月１日～５日のイーススター休暇中は、更に厳しい制限をするとした。具体的には殆どの店舗が営業停止となり、集会が制限される。

　欧州では最近数週間の間に新型コロナウイルス感染が再燃し、ワクチン接種事業には遅れが生じている。メルケル首相は国内１６州の首相らと会談した後の記者会見で「我々は新しいウイルスに直面している」と述べた。そして、「変異株でパンデミック状態となっており、この変異株は感染力が強く、致死率も高い。そしてワクチン接種は時間との闘いである」と述べた。

　ドイツでは３月初めにロックダウンを徐々に緩和することになっていたが、今回の決定で４月１８日までロックダウンが続くことになった。特に４月１日～５日のイースター期間中は、（１）対面での宗教儀式は中止とする、（２）家族の集まりは２家族までか、５人まで、（３）全ての店舗が営業停止し４月３日は食料品店のみ営業可。

　ドイツ国内のキリスト教会とプロテスタント教会は、教会での式典中止に遺憾の意を表明し、他人との間を十分に取れば、参列者全員の安全は確保されると主張した。
　ドイツでは過去２４時間に４，７８５人の感染が報告され、２５０人が亡くなっていた。この数値は、政府が緩和の基準としている「人口１０万人当たり１００人の感染者」の基準を上回っている。

【編者注】 ドイツの人口は約８，４００万人。

　続きます。

５月１２日　　大学に居た頃は、ドイツ語が第一外国語だった　　T.HoSoDa