8/1 五輪ゴルフ

　男子五輪ゴルフが終りました。松山選手は残念ながら銅メダルも逃しました。今回の「戦いの場」を調べました。

　五輪ゴルフの会場を「霞ケ関カンツリー倶楽部にする」と決まったのは、２０１３年でした。國際ゴルフ連盟が示した４条件は、
（１） ７０００ヤード以上、（２） ３６ホール以上あるゴルフ場、（３） 選手村から５０キロ以内、（４） ギャラリー１万５千人～２万人
が可能。五輪の改修費は倶楽部持ちとなります。

　更に浮かび上がった問題は、「女性の正会員を認めていない」でした。２０１６年には、バッハ会長が、「この問題が解決しないと、
別のゴルフ場にする」と発言し、女性正会員が認められました。マスターズの舞台、オーガスタも似た問題がありました。

　大幅な改修工事は既に書き込んだ覚えがあります。景観を支える赤松はそのままにして、３００ヤード地点にバンカー
を作りました。細葉高麗芝のラフは特に肥料を倍にして繁茂させ、７５ｍｍに揃えました。ラフの脱出にはパワーが必要で、
女子選手は苦労するかもしれません。

　距離は７，４４７ヤード、パー７１です。グリーンの速さは１１．６フィートでした。五輪ゴルフではありませんが、GDOの資料では、
一般トーナメントの最も長いパー３は２３７ヤード、パー４は４９９ヤード、パー５は６４０ヤードです。

ちなみに、「霞ケ関」は東京の同じ地名とは無関係で、埼玉県入間郡霞ケ関村に由来しています。４月からは週末会員
のみのプレーとし、６月以降は完全クローズで、コースの整備に費やされました。視察した人の報告では、「グリーンに
至っては、足を踏み入れるのも恐れ多いほど綺麗」と報告していました。

ビジターがプレー出来るのは、週日は会員の紹介、土日祝日は会員同伴が条件となっており、衣服に関するドレスコードも
厳しく決められています。
金を用意しても会員になれないゴルフ場の一つで、繰り返しの面接、身上調査を通ると平日会員となり、入会金を支払います。
数年後正会員になれたら、追加金を納入します。年会費も安くはありません。８月１日　広範自粛でゴルフも自粛中　　T.HoSoDa