8/5 自宅療養が基本

８月２日、政府は感染拡大地域では、重症者と重症化リスクが高い人に限り入院とし、

それ以外は在宅療養を基本とする方針を打ち出しました。複数の情報を寄せ集めてみます。

　先ずは国会の論争を改変要約します。
　長妻　昭議員（立憲民主党）：「入院すべき人が入院出来ないという状況になったことを、
厚労大臣が先ず謝罪してから説明すべきじゃないのか。医者と意見交換すると『中等症

で自宅療養は先ず無理』と言っている」。
　田村厚労相：「デルタ株の脅威で、療養ホテルを確保しても追いつかない。平時ではない
ことにご理解頂きたい」。

　高木美智代議員（公明党）：「酸素吸入が必要な中等症を自宅でみることはあり得ない
ことを先ず言いたい。宿泊療養でも酸素吸入は認めないと言明した筈」。
　田村厚労相：「中等症でも色々あり、呼吸管理をしている人の自宅療養はありえない。

これは医療現場も認識している。一定の空床がないと、急遽の場合の搬送が出来ない
ので、重症化リスクが少ない人の在宅療養をお願いした」。

　早稲田夕季議員（立憲民主党）：「今度の方針転換をする前に、分科会の尾身会長
に意見を求めたのか」。
　尾身分科会長：「政府とは毎日、相談・連絡・協議をしているが、この件に関しては

相談も議論もしていない」。
　早稲田議員：「相談がなかったとはどういうことでしょうか。誰が決めたんですか」。

　田村厚労相：「これは政府で決めた。病床のオペレーションの話なので、こ
れに関しては政府で決めさせて頂いている」。
【編者注】 「オペレーション（operation）：（名詞）（１） 運転、操作、作業、（２）
 経営、運営、
操業。（３） 効果。（４） （数学）演算、（医学）手術、（軍事）作戦」。

　（立憲民主党は、８月４日午後、中等症患者も原則入院とする従来の方針を維持するよう、
田村厚労相に要望書を手渡した）。
　長妻議員：「こんなことが専門家の吟味がない形で独り歩きして、現場は非常に困っている。
そうゆう状況を受けての提言をした。

　（自民党内からも批判の声が上がっている）
　自民党コロナ対策会議等の合同会議：「党に事前相談が無かったという不満がある。

このままでは、国民に不安を与えてしまうという懸念する声も相次いだ。この会議では、党として厚労省に撤回を求める」。

　今日はここまでです。省外の医者に相談が無かったことに注目して、次回もお目通し

下さい。菅首相の記者会見等を載せます。

８月５日　　8月６日から１５日の間、日本は「平和週間」　　　T.HoSoDa