9/10 イスラエルの現状(2・終)

続きです。

 規制撤廃の数日前、ある家族がギリシャ旅行から、イスラエル中部のモディーン市に戻って来た。
この市は中産階級のベッドタウン的都市で、12歳以上の市民は90%が接種済みだった。

 この家族には接種年令に達しない子供がいた。当時の規則では、この子供はPCR検査で陰性が
確認出来るまで、最低でも自宅で10日間待機する必要があったが、保護者は登校させ、結果とし
て約80人の生徒がデルタ株に感染した。その後、デルタ株はイスラエル全域に広がった。

 人口約900万人のイスラエルには、ワクチン接種を避けている人が約100万人いる。そして、
最初に接種を受けた高齢者を中心に、ワクチンに依って得られた免疫が時間と共に弱まって

いることを示す証拠が次々と確認されている

 イスラエル保健省が7月下旬に公開したデータでは、1月~4月は95%だった感染予防効果が、
6月~7月は39%に落ちている。しかし、重症化予防効果は90%を上回っている。

 学校が休みとなり、一日平均4万人が国外に出掛けた。6月には死者0の日もあったイスラエルで、
8月24日には死者数が230人を超えた。今までの感染の中心は、宗教的理由でワクチン接種を
受けない超正統派ユダヤ教徒が中心だったが、今では接種率が高い郊外が中心となっている。

 今回の感染拡大は、6月中旬のベネット政権の発足と重なるように進んだ。ベネット政権は
、ウイルスと共生しながら、経済をフル回転させる方針でこれに臨んだ。ベネット首相は、
これを「ソフトな抑え込み」と呼んだ。

 6月25日にマスク着用が義務化されたが、十分に守られなかった。医療専門家はあらゆる集会
の中止等を求める厳しい措置の導入を求めた。春に成功を味わい、コロナ疲れが広がるイスラエル
では、人々の行動を引き締めるのが困難となっている。

 イスラエルが今の望みを託すのがワクチン3回目のブースター接種である。既に8月には100万
人以上が3回目の接種を完了した。対策は何重にも積み重ねる必要があるとして、マスクの着用
、多くの人が利用する施設は、接種者と感染から回復した人に限定する策、医療体制の強化等の
対策を、何層にも積み重ねる予定である。

 これで終わりです。警鐘になりますでしょうか?

9月10日   「イスラエル」は何語?  T.HoSoDa

 

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