10/8 インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチン

　１０月６日発信の「医療ニュース｜m3.com」からの引用です。要約します。

　日本感染症学会インフルエンザ委員会は、２０２１～２２年シーズン
におけるワクチン接種に関する考え方を公表した。

　今推奨されている新型コロナウイルス感染予防策は、そのままインフル
エンザ予防にも有効である。今年（2021年）の夏、南半球温帯地域で、
インフルエンザの大流行が見られなかったことから２０２１年～２２年の
冬には、北半球では大流行はないとする考えがある。

　しかし、懸念もある。北半球の亜熱帯地域であるバングラディシュ等
では小流行が報告されている。昨シーズンは大流行が無かったので、
社会全体の集団免疫が形成されていない。英国政府は次シーズンは、
例年の1.5倍規模の流行になる可能性を示している。

　アメリカでは、新型コロナウイルスのワクチン接種を効率化するため、
インフルエンザワクチンとの同時接種を可能としている。我が国では
これは出来ないので、両ワクチンの優先順位を付ける必要がある。

　新型コロナウイルスワクチンが未だの方は、そちらを優先すべきである。
１２歳児は両ワクチンで計４回接種を受けるので、接種時期の調整が必要となる。
　高齢者に関しては、新型コロナウイルスワクチンは既に受けているので、
インフルエンザワクチンを優先すべきである。そして、肺炎球菌ワクチ
ン接種も考慮するように求めている。

【編者注】 日本ではワクチン接種は２週間の間隔をおいて接種する
ことが求められている。アメリカ等では、新型コロナウイルスワクチンと
インフルエンザワクチンの混合ワクチン開発がニュースになっていた。
我が国でも、MR（麻疹・風疹）の２種混合等の「二混」「三混」「四混」
ワクチンが定期接種となっている。

１０月８日　　　戦前生まれは、何種かは自然感染免疫？　　T.HoSoDa