10/28 「コロナ規制を全面解除する」（３・終）

続きです。

　アメリカのCNNは、「この動きは厳しい状況に置かれている多くの国内ビジネス業界からは歓迎されたものの、
何千人もの科学者がは、『危険で非倫理的な』実験と批判している」と報じた。

　疫学者は、全面解除後直ぐに感染者が増えると予想したが、そうはならなかった。イギリスでは、７月１６日
から学校の夏休みが始まった。イギリスの全人口の６０％はワクチン接種を受けている。このお陰で、入院者数
と死者数の増加は少ない。

　イギリスでは、９月から新学期が始まるが、殆どの子供は未だワクチン接種を受けていない。こんなイギリス
の状況を、８月２８日のNYTは「イギリス人は自由の代償と考え、感染者が増えても動じない。１日に３万人を
以上の新規感染者数が報告されていても、人々はそれを受け入れている」と報じた。

　全面解除時に予測された程は、感染者が増えていないことに加え、重篤者が減っていることも騒ぎが小さい
原因であろう。更には１７ヵ月間の「監禁生活」の疲れもある。元地域保健局長は、「これは恐ろしい
“New Normal”　である」と述べている。

　今回のシリーズは、これで終わりです。

１０月２８日　　日本でも、手放し喜ぶべきではないと思う　　T.HoSoDa