11/10 東欧諸国　ワクチン低接種率の原因（２・終）

続きです。

　東欧でこのような状態となったポイントは「信頼」だった。ワクチン接種をためらう人は、
SNSのフェイスブック等を情報源とすることの他に、「政府や諸メディアへの信頼度が低い」
ことが指摘された。

　EU諸国においては、ワクチン接種をためらう人は、「政府への信頼度は低く、医療制度
への信頼度も低く、更に伝統的メディアへの信頼度も低い」事が共通の特徴として指摘された。

　ルーマニアでは、今回の新型コロナウイルス感染症の発生以前から、政府、医療機関、

製薬企業に対する信頼度が低い状況にあった。この下地があっての今回の政府発信
ニュースへの不信だった。

　日本では幸い、始まった頃は接種率の向上が危ぶまれたが、いまでは世界でもトップクラス
の接種率を達成している。公衆衛生において、メディアによる情報拡散は、国民の行動に
大きな影響を与える。しかし、それだけで国民は行動を決める訳ではなく、政府や医療関係者
の姿勢にも影響されるので、軽視されるべきではないと考える。

今回のシリーズはこれで終わりです。

１１月１０日　　週刊誌の見出しでは、接種後死亡が数百人　　T.HoSoDa

 

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