8/9 新型コロナ、お盆に注意

hosoda

「医療ニュース」で、2023年8月8日の讀賣新記事を見つけました。元の題は、

「お盆にコロナ注意、過去2年は夏に拡大・・・感染者は5類移行直前の9倍」です。

 東京医科歯科大学病院の植木穣病院長補佐は、「従来の夏の経験から、
新型コロナウイルス感染の入院患者が、何時急増するか、分からない。7月以降は
中等症患者も増えており、大部分が60歳以上で持病のある人である」。

 今年は熱中症も多く、この病院では毎日30台以上の救急車を受け入れている。
植木医師は、「新型コロナウイルスの感染状況が正確に把握にし難くなり、予測も
し難くなった」と指摘する。

 全国定点約5000ヵ所から報告された感染者数は、7月24日~30日の人数は、

5類移行直前の5月1日~7日の約9倍に増えている。昨年夏の第7波では、感染力の

強いオミクロン株の「BA・5」がメインとなって、爆発的な感染拡大となった。

 今年の夏は5類移行後、初の夏休みで、人の往来も増えている。JR各社の
指定席予約率は2018年度の9割にまで回復し、航空各社の予約も好調である。
これに各地の花火大会や夏のイベントも再開し、多くの人出が予想される。

 川崎市の多摩FCの大橋博樹院長は、「お盆明けに感染者が増えることは覚悟
している。8月2日時点で、厚労省の諮問機関は、「医療供給体制は、全国的には
逼迫状態になっていない」としているが、重症患者は増加傾向にある。

 急速な感染拡大状態となっている長崎県では、抗原検査キットや解熱剤の
事前購入を呼び掛けている。東邦医大感染症学の舘田一博教授は、「高齢者や
持病がある人にとっては、新型コロナウイルスが脅威であることは変わっていない。
接する時は特に注意すべきだ」と指摘している。

 ワクチン接種率は低下し続けている。川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、
「現行ワクチンは重症化防止効果があるので、前回接種から半年以上経った
高齢者や持病を持っている人は、接種を受けるべきである」と述べた。

【編者注】 未だ呼びかけは、「手洗い」「マスク」を強調している。感染した「人」が

感染源であることをもっと強調すべきではないか。

8月9日  寝たきり高齢者の「乏しい」三角筋を探して注射する T.HoSoDa

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