1/17 能登地震で被災した病院( 1 )

 能登半島地震のテレビニュースでは、断片的に医療機関の窮状が報告され、
各地から応援医療チームの送迎がこまめに報じられます。
 インターネットの医療維新で、2024年1月7日に配信された体験記を紹介します。

元の題は、「被災7日目、上水不足と道路破壊は『想定外』-神野正博・社会医療
福祉法人理事長らに聞く」です。編者は橋本佳子氏です。要約します。

 恵寿総合病院は、石川県七尾市にある426床の病院で、これを中心にして
社会医療法人・董仙会と社会福祉法人徳充会が、石川県内で30の施設を運営する。
 1月7日に、理事長の神野正博氏と、理事長補佐の神野正隆氏にオンラインで
インタビューした。

Q:先生ご自身は、地震発生時ご自宅で?
A:自宅だった。玄関の外壁等には、大きな裂け目が出来て、家中が色々なものが
散乱したり、壊れたりした。寝ることは出来たが、1月7日になっても、電気は
使えるが、水が未だ出ない。
 自宅から病院迄は歩いて15分位だが、途中の川を津波が押し寄せて来る中、
病院にたどり着いた。途中たくさんの建物が倒壊し、病院周囲の道路には
段差が出来ていた。
 223床の本館は免震構造で、上水は使えなかったが、井戸濾過装置があるので、
水が使え、電気も来ており、医療機器は全て稼働し、いつもと同じ状態で診療出来た。

 しかし、耐震構造の3病棟と5病棟はスプリンクラーが壊れ、水道管が破裂し、
ボイラーが使えなかった。併設の透析の血液浄化センターも含め、井戸水
濾過装置は使えなかった。

Q:地震発生後、直ぐに職員が到着したとのことですが
A:ALSOKの安否確認システムを導入していたので、震度4以上の地震が発生したら、
職員の安否確認と病院に駆けつける体制は出来ていた。
 地震当日の元日は、通常勤務の職員の他に、若い職員を中心に約100人が
駆けつけてくれた。
 直ぐに手分けして、被害状況を確認したら、耐震構造だった3病棟と5病棟の
計4病棟の入院患者は本館に移す必要があると判断し、止まっているエレベーターを
使わずに、約100人の患者を担架で本館の色々な部屋に当日中に移動させた。

 これと並行して、対策本部を立ち上げ、情報が混乱しないように、対策本部の
ホワイトボードとスマートフォンの情報共有ツールを使い、情報を集中させた。
 病院周辺の桜町と災害協定を結んでいたので、たくさんの地元の方々が病院
に避難された。1階と2階のフロアは一杯になり、飲料水や非常食を配った。

 以上で第一日目の1月1日は終わります。次回は1月2日の2日目です。

1月17日  鳥取県西部地震の時は避難しなかった  T.HoSoDa

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