11/13 新型コロナウイルスワクチンは５種類

hosoda

２０２４年９月２８日発信のYahoo Japan ニュースを要約します。筆者は忽那賢志先生です。

　２０２４年１０月１日から６５歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの
定期接種が開始される。
６０歳から６４歳の人でも一定の条件を備えた人も対象となる。期間は２０２４年１０月１日から
２０２５年３月３１日迄。

　２０２４年３月迄は公費接種であったので、自己負担は無かったが、今後は自己負担が発生する。
自治体により自己負担額は異なるが、概ね３０００円程度が多い。上記の対象者以外の人も接種を
受けることは可能だが、全額自己負担となれば、１万５千円～１万６千円位の費用が掛かる。

　今年は５種のワクチンが使われる。ファイザー、モデルナは「ｍRNA」ワクチンで、スパイク蛋白を
標的としている。第一三共はこのスパイク蛋白の中の特定の領域のみを標的としているが、前二社
と基本的には大きな違いはない。

　Meiji Seika ファルマは、今回新しく承認されたもので、ｍRNAワクチンに分類されるが、「レプリコンワクチン」
と呼ばれ、自己増幅型ｍRNAワクチンとも呼ばれる新しい技術を用いたもので、従来よりも長期間スパイク蛋白質
を産生させることで、抗体価が高くなり、より長期間ワクチン効果が続くことが期待されている。

【編者注】 武田薬品の「組み換え蛋白ワクチン」への言及は無かった。

　定期接種として使われる全ワクチンが、「JN.1」変異株に対応している。この株オミクロン株の「子孫」であり、
現在主流となっている「KP.3」は、「HM.1」から派生した株である。
　オミクロン株が主流になって以降は、ワクチンの「感染防止効果」は低下しており、近年の
ワクチンは「重症化防止効果」が主な効果となっている。このような背景から、重症化リスクの
高い高齢者等が対象となっている。

　続きます。

１１月１３日　　南部町は「ファイザー」　　T.HoSoDa

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