5/22時事川柳もコメントも ブログ読者は えびす顔

T.HoSoDaの時事川柳選句（1475）　　　　　　　　　　2019年5月22日

幇間は　満面笑みの　桟敷席　（東京都　富山茂雄・朝日川柳）
　広辞苑には、「ほうかん（幇間）：客の宴席に侍し、座を取り持つ等して、遊興を助ける男。太鼓持ち、男芸者とも」と載っています。今回の「おもてなし」に、日本の浮沈がかかっています。視方を変えましょう。

選挙する　だけが日本の　民主主義　（諫早　シオマネキ・朝日川柳）
　掲載紙の記事の読みすぎ、掲載紙社説の信じすぎで、掲載紙の代弁役です。

洟垂れが　酒飲みながらの　主戦論　（神奈川　石井 彰・朝日川柳）
　丸山議員、絶好の川柳ネタとワイドショーネタを提供しました。「しゅせん（主戦）：問題解決の手段として戦争をすることを主張すること。例として「主戦論」。今の日露関係を考えると恐ろしいお方です。もう一つ、「はな（洟）：鼻腔から出る液。鼻水」です。

スケジュール　相撲とゴルフ　最優先　（東京都　新井文夫・朝日川柳）
　勇ましい言葉を封じるのに、最適の接待です。貿易交渉が最優先になったら、我がニッポンにとって一大事です。

沖縄　梅雨入り　景気も梅雨入りー心配性　（かたえくぼ　大阪・困った堂・朝日新聞）
　色々ない経済指標が「現実離れ」した言葉で発表されます。

モリカケを　そらす役目の　五輪相　（千葉　泉 孝案）
　昨年11月６日の毎日新聞です。今にして思えば、案外外れてはいない可能性があります。「モリカケ」は、ほぼニュースから消えました。

沖縄に　寄り添わないで　寄り倒し　（神奈川県　細木豊一・朝日川柳）
　朝日新聞の社説の補完する一句です。日本国の首相と、沖縄県の知事とでは、立つスタンスとする考えが異なります。

ワイドショー　第三者委の　よなつもり　（長野　欣 雀・毎日新聞）
　午後１時頃、食堂のテレビで三つのチャンネルがやっていますので、リモコンでCMになる度にチャンネルを替えていますが、「喋り人」は皆にこにこしてお喋りしています。

ニ、三人　聞いてまとめる　「街の声」　（行田　ひろちゃん・毎日新聞）
　違います。自分の考えか、社の考えに近い人2人と反対意見1人を見つけるまで探し続けます。

取り敢えず　みたいに否認　逮捕あと　（鴻巣　雷作・毎日新聞）
　不祥事の言い訳、謝罪会見の頭の下げ方、質問への回答、どれも段々と標準化されています。

出欠表　「金欠」と書く　正直者　（柏原　柏原のミミ・毎日新聞）
　面白い。多分その会合の冒頭で披露されます。